換気扇交換・設置やファンの種類

換気扇交換・設置やファンの種類
換気は、窓やドアを開けるなどの自然換気、換気扇を使用した機械換気など様々な方法があります。
換気扇は私たちの周囲に漂う一酸化炭素、二酸化炭素、埃など、
私達の身体にとって有害である物質を室外に排出し、新鮮な空気を室内に取り入れる役割を持っています。
今回は私たちの身近に存在する、換気扇とその中に使用されるファンの種類を紹介します

よく見かけるファン

◆プロペラファン
プロペラファン
プロペラファンは扇風機のような形状の換気扇です。
この形状のファンは、私達の生活の中で最も見かけることが多いのではないでしょうか?
プロペラファンは主に、キッチンなどの有害な物質が発生しやすい場所に設置されることがほとんどです。
プロペラファンは室外を吹く風を受けると、風量が下がるため、
高層ビルの上の階などに設置することは不向きです。
こういった場所には後述するシロッコファンが使用されます。

◆シロッコファン
シロッコファン
ダクト式の換気扇に使われることが多いです。風量の安定性が非常に優れるため、
高層住宅などのアイランドキッチンや、トイレや浴室などに設置される、
ダクト式換気扇に使用されます。

◆軸流ファン
軸流ファン
軸流ファンはプロペラファンの形状に傾斜を加えた物です。
プロペラファンとシロッコファンの機能を同時に併せ持ち、静圧を上げた物です。
軸流ファンはその形状から、傾流ファンと呼ばれることもあります。

よく見かける換気扇

◆一般換気扇
一般換気扇
一般という名前のとおり、私たちの生活において一番よく見かけるのが、
この四角い換気扇ではないのでしょうか?
一般換気扇の特徴は、電源スイッチとシャッターが連動していることです。
電源を入れると新鮮な外気を取り入れることができ、
逆に切ると、外気を遮断することができます。写真を見てわかるとおり、
プロペラファンを使用することが主流です。

◆ダクト用換気扇
ダクト式換気扇
浴室やトイレなどの外気を直接取り入れることのできない、閉鎖的な場所に使われます。
この換気扇の中には、静圧の高いシロッコファンが使用されることが多いです。
また、メーカーによっては形状が異なる場合があり、ダクト状の物であったり、
天井に埋め込まれている物であったりと様々な種類が存在します。

◆パイプ用ファン
パイプ用ファン
パイプ用ファンはダクト用換気扇同様、トイレなどの気密性の高い部屋に設置されるのが一般的です。
壁や天井にパイプを埋め込み、そのパイプにプロペラファンなどを取り付け使用します。
近年、この換気扇は、センサー式の物が登場し、人が部屋に入ると自動的にスイッチが回る物もあります。

◆レンジフードファン
レンジフードファン
キッチンなどに用いられる換気扇です。コンロの上にあるカバーとファンが合体した形状をしています。
レンジフードファンには排気専用の物から熱交換用の物まで、様々なタイプの物があります。
レンジフードファンは、油などから発生する有害物質を排出するために用いられる場合がほとんどです。